レスポンシブル・ケア

RESPONSIBLE CARE

レスポンシブル・ケアについて知っていますか?

「レスポンシブル・ケア(RC)」とは、1985年にカナダで始まった、化学物質を扱うそれぞれの企業が化学物質の研究開発から製造、販売、物流、使用、最終消費を経て廃棄・リサイクルに至る全ての過程で、「環境・安全・健康」を確保し活動の成果を公表して、社会との対話やコミュニケーションを行う自主的な活動です。
日本では1995年に一般社団法人日本化学工業協会(以下、「日化協」)で日本レスポンシブル・ケア協議会が設立されました。
日化協ではレスポンシブル・ケア活動を「環境保全」、「労働安全衛生」、「保安防災」、「物流安全」、「化学品・製品安全(プロダクトスチュワードシップ)」および「社会との対話」の6分野に区分し、PDCA(Plan→Do→Check→Act)を継続して活動のレベルアップを目指すと説明されています。

ニチノーサービス レスポンシブル・ケア推進方針

各コード共通の推進方針

当社は、「安全は全ての礎」との意思統一のもと、関係法令や規則を遵守するとともに、標準作業手順(SOP)に基づきISOマネジメントシステムを確実に運用し、「環境・安全・健康」を思想の柱としたレスポンシブル・ケア活動に積極的に取り組みます。

労働安全衛生コードの推進方針

当社は、ISO45001のマネジメントシステムを確実に運用し、SOPに基づく作業と安全教育を徹底して、あらゆる労働災害の未然防止に努めます。
また、従業員の心身の健康に配慮して、充実感がみなぎる快適な職場環境作りを進めます。

保安防災コードの推進方針

当社は、危険予知活動やリスクアセスメントを積極的に推進し、安全教育と設備保全も計画的に実施して、火災や爆発、化学物質漏洩など各種災害の未然防止に努めます。
また、大規模災害など緊急事態の発生に備え、定期的な防災訓練・教育を実施します。

環境保全コードの推進方針

当社は、ISO14001のマネジメントシステムを確実に運用し、生産・物流事業活動に於けるエネルギー使用の効率化、GHG(CO2)排出量の削減、省資源・廃棄物の適切な管理、水セキュリティへの取り組みを推進して、事業所周辺地域から地球環境までを視野に入れた環境保全に努めます。

物流安全コードの推進方針

当社は、物流事故による災害を未然に防ぐため、製品容器等に適切な表示を行う等、荷主として物流業者の方々に適切に配慮します。また、イエローカード、ホワイトカード等により安全情報を提供してトラブル防止に努めるとともに、物流業者との情報交換を密にして、物流における品質確保を進め、運送ドライバーの働き方にも配慮します。

化学品・製品安全コードの推進方針

当社は、ISO9001のマネジメントシステムを確実に運用し、製品品質の継続的改善に取り組み、顧客満足の向上を目指します。
また、日本農薬株式会社と連携して製品・化学物質に関するリスク管理を行い、生産から最終消費・廃棄・リサイクルに係わる全ての方々に、適切な安全情報を提供します。

社会との対話コードの推進方針

当社は、レスポンシブル・ケア活動の成果を、日本農薬株式会社のレポートやホームページを通じてステークホルダーに公表します。また、地域の活動や社会貢献活動への参加を通じて、継続的に社会との交流を進め、相互理解を深めます。